この記事でわかること
髪のハリコシを見るポイントは「根元の立ち上がり」と「中間〜毛先の弾力」の2つです。根元の張りのなさは頭皮環境が原因で、育てるには最低6ヶ月ほどのケアが必要です。一方、中間〜毛先は日々のダメージが原因のため、施術による内部補修やコーティングで比較的整えやすい部分です。それぞれ原因が異なるため、ケアの方法も分けて考える必要があります。
■ 髪の張り腰とは。見るべき2つのポイント
髪のハリコシがあるかどうかは、次の2つのポイントで見ていきます。
- 根元の立ち上がり
- 中間〜毛先の弾力
この2つは原因もケアの方法も異なるため、分けて考えることが大切です。
■ 根元のハリがない理由と、頭皮ケアの重要性
根元1cmに張りがない場合、これは髪が傷んでいるのではなく「弱った髪が生えてきた」というサインです。髪の質は、生えてくる時点の頭皮の状態によって左右されます。
根元のボリュームを取り戻すには、頭皮環境そのものを変える必要があり、最低でも6ヶ月ほどの継続的なケアが必要です。良いシャンプーや育毛剤を使うことはもちろん大切ですが、それだけでは十分ではありません。カラーやパーマの際に頭皮へどれだけ配慮した施術を行うか、ダメージの大小をどう見極めるかという、美容師側の技術も大きく関わってきます。
また、頭皮の経年劣化には施術によるものだけでなく、年齢による変化も避けられない部分があります。根元の弾力を取り戻すには、お客様のセルフケアと美容師の施術、両方の積み重ねが必要です。
■ 中間〜毛先の弾力が失われる理由とケアの方法
中間〜毛先は、生えてから時間が経つにつれて、次のようなダメージを受けていきます。
- シャンプーやカラー、パーマによる薬剤の影響
- ヘアアイロンやドライヤーの熱
- 紫外線
こうしたダメージが積み重なることで、髪内部の栄養分が徐々に流出し、弾力が失われていきます。
中間〜毛先は、根元に比べると施術によって整えやすい部分です。髪内部をしっかり補修したうえで、天然樹脂由来の「セラック」などでコーティングすると、べたつかずに弾力のある手触りに近づけることができます。
■ なぜ中間〜毛先が「完全に理想通り」にはなりにくいのか
施術によって中間〜毛先の質感は大きく変わりますが、100%理想の状態にするのが難しい理由があります。それは、根元から新しく生えてくる髪の質そのものが、中間〜毛先の仕上がりにも影響するためです。
根元1cmは、1ヶ月前に生えたばかりの髪です。この髪の基礎体力がしっかりしていれば、伸びていく過程でダメージを受けにくく、中間〜毛先も傷みにくい状態を保ちやすくなります。反対に、根元の基礎体力が乏しい状態で伸びてきた髪は、同じケアをしてもダメージを受けやすくなります。
つまり、根元1cmのケアと中間〜毛先のケアは、切り離さずに両軸で行っていく必要があるということです。
■ 髪の張り腰は、複雑な過程を経て失われていく
髪の潤いは比較的取り戻しやすい一方、張り腰はなかなか一筋縄ではいきません。これは、根元と中間〜毛先という性質の異なる2つの要因が絡み合っているためです。仕組みを知ったうえで、根元と毛先それぞれに合ったケアを続けていくことが、ハリコシのある髪を目指す近道です。
よくある質問
Q. 根元のボリュームはどのくらいでケアの効果を感じられますか?
A. 頭皮環境を変えるには最低でも6ヶ月ほどの継続的なケアが必要とされています。すぐに変化が出るものではなく、根気強く続けることが大切です。
Q. 中間〜毛先の弾力はサロンでどこまで整えられますか?
A. 内部補修とセラックなどのコーティングを組み合わせることで、べたつかずに弾力のある手触りに近づけることができます。ただし根元から生えてくる髪の質にも影響されるため、根元のケアと合わせて行うことが大切です。
Q. 育毛剤やシャンプーを変えるだけで根元の張りは戻りますか?
A. 良いシャンプーや育毛剤の使用は大切な要素の一つですが、それだけでなく、カラーやパーマの際の頭皮への配慮など、サロンでのケアも合わせて必要です。
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